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「COMNEXT」2024出展製品Preview【ローゼンダールネクストロム】

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自動リールハンドリングシステム

ボビン交換を完全自動化

 Rosendahl Nextrom(ネクストロム)の「自動リールハンドリングシステム(RHS)」は、何よりも省力化・省人化が望まれる光ファイバ製造現場において高効率の生産体制を実現出来る。通常シフトのボビン交換では、①通常の巻取りボビン交換、②断線時のボビン交換及び線通し③サプライボビン交換と3つのケースが存在する。光ファイバプルーフテストラインでは通常20分に1回の頻度の巻取りボビン交換、つまりシフトごとに約24回のボビン交換が行われ、その他ファイバの線通し等でシフトのうち都合2時間もボビン交換作業に費やすこととなる。しかし、RHSを導入することで24回のボビン交換は全て自動化され、全てのヒューマンエラーやダウンタイムのリスクを排除することが可能となる。
 現場オペレータの作業は供給ボビンのセットと最初のキャプスタンまでの線通しのみとなり、後は自動プルーフテスト断線リカバリシステム(近日発売予定)が後半の線通しからボビンへのファイバ端装着まで完全自動で行うことになる。断線した場合は、キャプスタンから巻取りまでの線通しも自動で行われる。なお、RHSはプルーフテストのみのOFC30及び着色+プルーフテストラインOFC55の2タイプに含まれている。OFC55では大容量タンクによる着色が可能で、通常3~6ボビンごとに行われる着色ダイスのクリーニングも不要。プルーフテストとカラーリングラインの組み合わせによって、プロセス全体が大きく効率化される。
 ボビン交換の完全自動化をサポートするアイテムとして、同社は専用の配送ボビンも開発した。等速度運転することで10dB以上のノイズを低減、機械ノイズをわずか75dBに抑制できるため耳栓も要らずストレス軽減にも寄与できる。また、通常のスプールと比較して、毎分3,000mの生産速度で稼働させれば消費電力を50%以上削減することが可能となる。

OFC30/OFC55 RHS付き

出展製品特集目次

●NTT-AT

●キーサイト・テクノロジー

●精工技研

●センコーアドバンス

●ローゼンダールネクストロム

●ハイテック

●ミハル通信

●横河計測

COMNEXT2024特集

■主催者インタビュー

■光通信技術セミナー企画委員インタビュー